東京まで追っかけて
一晩だけって一緒に過ごしてもらったこと。

街を歩いて、不意に肩を組んでくれたこと。

何年後かに再会して、
彼から夜を誘ってくれた時の台詞。

また何年後かに、初めて正式に付き合った、
あのほんの少しの期間。

彼とは、付き合うとだめになる典型の仲だった。
だから、結果的には彼の時間やいろんなものを
私は浪費させてしまったのかもしれない。
けど、本当に大好きだった。

別れて何ヶ月もしないで結婚した私に
驚いてはくれたけど、きっと彼は、
感傷的にはなれなかっただろうな。
私の方が彼を好きだっただけだ、と思うから・・。

その後、彼も結婚したと知らせをもらって、
もう5年くらい経つかな。
どうしているのかな。
結婚した彼の、家庭のことは何も知りたくない。
万一再会するようなことがあったら
今でも私の気持ちだけは、あの頃に戻るよ。

自分の今に、とても満足しているし
夫を誰より愛してる。
でも、彼を好きな気持ちは、
きっと「男性」を好きな気持ち。
私の中の「女」が、
彼をとても魅力的に感じてしまう。

「好き」って気持ちは、絶対一つじゃない。
現実にはしなくても、
自分の中のいろんな「好き」を
一つ一つ満たせていると
女はとても幸せになれる気がする。

読んでくださってる方、
いらっしゃったらどうもありがとう。



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