梅本育子　/　赤い金魚

昨日初めて読んだの、この作家さん。
上品なおばあちゃまって感じの方で、
時代小説連作集、なんだけど、
とても艶っぽくてい〜〜い感じなの。

私は今まで時代物って言うと
藤沢周平さんや平岩弓枝さん、
宮部さんや池波さん、司馬さんぐらいしか
読んだことなくて、
あ、あと「半七捕物帖」は大好きだけど、
でもそれくらいで、
この「赤い金魚」みたいな
濡れ場描写のある小説は初めてだったのね。
その珍しさも手伝って、
かなり入り込んでしまいました。

「いい女」の原型を見たような・・・。
パキッとしてて情が厚くて
風情があって品がある。
いいなぁ・・・。
かなり憧れ。

「江戸時代」って興味深い。
こないだは「江戸と東京風俗野史」なんて
大層な本までつい衝動買いしてしまったんだけど
今、ハマってます。