「陽炎座」

ずっと観たくて、観たくて。
いやぁ、良かったです。

雰囲気。
この一言に尽きます。
全編、気分だけで撮りました的映像集。
どうせ気分で撮ってんだったら
ちゃめならこのシーンはいらないなーってのが
結構たくさんあったんだけど
それでも全体の雰囲気をして
この映画の魅力を損なうものではなかったですね。

紛れもなく日本的なんだけれども
ヨーロッパ・アンティークが根底にあるような
どう表現すればいいか難しいけれども
中森明菜の「歌姫1」のジャケットと雰囲気が
好きな方、アンティーク着物とかその周辺の
「匂い」が好きな方などには、
オススメできるんじゃないかと思います。
ただし、ストーリーがどうとか思ってはいけない。
映像集ですからして（笑）

同じ人の作品で、もうすぐ
「赤目四十八滝心中未遂」という映画が
公開されます。
めちゃくちゃ楽しみにしてます。

他には「ツィゴイネルワイゼン」も同じ人。
「夢二」と並んで三部作といわれてるけど
「夢二」にはそう惹かれないんですよねー
あと、また全然系統が違うと思うけど
かつて（というと語弊があるか）
有り得ないぐらい綺麗だった加賀まり子主演の
「月曜日のユカ」という映画も
ずっと観たくて観られてない作品のひとつ。
BSでやってくれればいいのになぁ。