黒の上下でキメて、うれしそうに笑ってる。

初めて二人で過ごした次の日に
私の様子を伺いながらじっと見つめていた視線。

身体が触れ合うほど近くで
同じページを覗き込んだあの頃、
それでも私の中にまだあなたがいなかったあの頃、
あなたは何を想っていたの?

私が知らなかった最初の出逢いを
あなたは覚えていてくれたね。

部屋に入る間も惜しむように
肩を抱き寄せてくれた、最後の日。

突然訪ねてくれた夜のこと。

軽々と抱きかかえてくれたその両腕は
本当にたくましくて優しかったね。

初めて2人出掛けたあの日にはもう、
あなたは想っていてくれてたんだね。
エスカレーターで、おどけて肩に肘をついてきた時
それでも私は気づいてなかった。

気づかずにいた幸せに
今になって気づいてる。

気づかずにいれば
こんなに苦しくなかったね。
だけどそれでも
気づかなければあんな幸せもなかった。

何をしても
あなたは私からいなくはならない
それなら
無理をするのはよそう
もしも2人の関係が
私にとって本当に必要なものなら
そしてあなたにとっても必要なものなら
きっとまた繋がれる
今はただ、そう信じよう。

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