「娼年」
2004年6月14日 お気に入りの本や感想
面白かったです。
「普通」であることを見込まれて
娼年としてスカウトされたリョウが体験する
様々な性のかたちが興味深い。
そして、それを自然に受け入れていける
リョウって男の子に、とても惹かれました。
世の中には、いろんなフェティシズムを持つ人がいて、
いろんなふうにSEXを楽しむ人がいて、
だけど、興味本位で描くんじゃなく、
何て言うのかな・・・
「そういうのも、あるんだ」って目線で
淡々と、でも、包み込むように描いてあるから
主人公のリョウくんの人物描写とあいまって
とても読み心地の良いストーリーになってるな、
と、ちゃめは好印象を持ちました。
現実には、こんなに綺麗な仕事なはずないだろうけど
この小説のようなクラブが本当にあるなら、
そして、働いているのがリョウみたいな考え方をする人なら、
一度買ってみたい、働いてみたい・・・
などと思ってしまいました。
法に違反するんだろうけど?
そのへんのことはよくわかりませんが(笑)
終盤、「リョウを思って」ある行動に出る、
女友達のごく一般的で常識的な反応に苛立ちを覚えたのは、
この小説を楽しんだ証拠だろうな。
石田 衣良 集英社文庫 2004/05 ¥420
「普通」であることを見込まれて
娼年としてスカウトされたリョウが体験する
様々な性のかたちが興味深い。
そして、それを自然に受け入れていける
リョウって男の子に、とても惹かれました。
世の中には、いろんなフェティシズムを持つ人がいて、
いろんなふうにSEXを楽しむ人がいて、
だけど、興味本位で描くんじゃなく、
何て言うのかな・・・
「そういうのも、あるんだ」って目線で
淡々と、でも、包み込むように描いてあるから
主人公のリョウくんの人物描写とあいまって
とても読み心地の良いストーリーになってるな、
と、ちゃめは好印象を持ちました。
現実には、こんなに綺麗な仕事なはずないだろうけど
この小説のようなクラブが本当にあるなら、
そして、働いているのがリョウみたいな考え方をする人なら、
一度買ってみたい、働いてみたい・・・
などと思ってしまいました。
法に違反するんだろうけど?
そのへんのことはよくわかりませんが(笑)
終盤、「リョウを思って」ある行動に出る、
女友達のごく一般的で常識的な反応に苛立ちを覚えたのは、
この小説を楽しんだ証拠だろうな。
石田 衣良 集英社文庫 2004/05 ¥420
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