「LOVERS(十面埋伏)」
2004年9月3日 映画(張曼玉以外)観て来ました。
以下、ネタバレ+ちゃめは「HERO」のが断然良かったと思うので
その辺、よろしく読んで下さると嬉しいです。
素晴らしかったのは、何と言っても冒頭からの牡丹坊でのシーン。
チャン・ツィイーの踊り、鼓打ちの迫力、
衣装と牡丹坊のセットの素晴らしさ。
上映開始15分にしてこれがこの映画のクライマックスといっても
過言ではないと思う。
事実、ちゃめにとっては最後までこれに匹敵する、もしくは上回る
シーンは残念ながら出てきませんでした。
別に比べる必要はないんだけど、
どうしても前作「HERO」と重ねて観てしまって。
「LOVERS」は愛の物語、確かにそうなんだけども、
観ているうちに、「ロケ地の素晴らしい単なる恋愛話」
に思えてきてしまって仕方なかったです。
金城&ツィイーの草原でのラブシーンも、
飛刀門頭目に扮する牡丹坊の女将に金城が
ツィイーを嫁にと請われるシーンも、
アンディ・ラウに無理やり抱かれそうになったとき
ついっと頭目が現れて制止するシーンも、
なんかこう・・・こう・・・あまりに俗っぽいというか。
お互い、自分の背負ってきた宿命を捨ててまで貫く
尊く気高い愛のはずなのに、細かい一つ一つのシーンに
お茶の間感溢れてて、雄大なロケーションや映像美との
ギャップをすごく、感じてしまったんだよねー。
全体に、一度見ただけでははっきりと理解しにくかった「HERO」
の方が、淡々と、でも工夫されたプロットでのストーリー展開と
テーマ、展開ごとに色分けされた演出、映像美が
全て同じ高いレベルで合致していて、
映画としての統一感があったと思う。
その点で「LOVERS」は、わかりやすい反面、
「醒める」要素が結構あって残念だった。
最後、アンディと金城の死闘シーンも、ツィイーに
「まだ生きとったんかいっ」と突っ込み入れそうになったし(笑)
そもそもストーリーの要のどんでん返し自体、
先がミエミエで中途半端に感じました。
うん、それでもね、冒頭の牡丹坊でのツィイーの舞踊シーン。
あれを見るだけで確かに1,000円以上払う価値はあった。
あのトーンが、あの色彩美が、あのテンションが、
ずっと続いていたら文句なく素晴らしい作品だっただろうになぁ。
それと竹林での戦闘シーン、香港の時代アクションでは
おなじみの竹林シーンだけど、あれも出色だった。
結局、宣伝に使われてるとこだけ素晴らしかった、と・・・
そこまで言うと言い過ぎかな(笑)
エンドロールに、「アニタ・ムイに捧ぐ」と出て・・・。
それにグッと来てしまいました。
ムイ姉さんが出演しての「LOVERS」であって欲しかったです。
何の役を予定されていたのかわからないけれど、ムイ姉さんの役で
もしかするとアンディ・ラウの役柄も、もう少し
深みが増すはずだったのかも・・・と思ってしまいました。
以上!
以下、ネタバレ+ちゃめは「HERO」のが断然良かったと思うので
その辺、よろしく読んで下さると嬉しいです。
素晴らしかったのは、何と言っても冒頭からの牡丹坊でのシーン。
チャン・ツィイーの踊り、鼓打ちの迫力、
衣装と牡丹坊のセットの素晴らしさ。
上映開始15分にしてこれがこの映画のクライマックスといっても
過言ではないと思う。
事実、ちゃめにとっては最後までこれに匹敵する、もしくは上回る
シーンは残念ながら出てきませんでした。
別に比べる必要はないんだけど、
どうしても前作「HERO」と重ねて観てしまって。
「LOVERS」は愛の物語、確かにそうなんだけども、
観ているうちに、「ロケ地の素晴らしい単なる恋愛話」
に思えてきてしまって仕方なかったです。
金城&ツィイーの草原でのラブシーンも、
飛刀門頭目に扮する牡丹坊の女将に金城が
ツィイーを嫁にと請われるシーンも、
アンディ・ラウに無理やり抱かれそうになったとき
ついっと頭目が現れて制止するシーンも、
なんかこう・・・こう・・・あまりに俗っぽいというか。
お互い、自分の背負ってきた宿命を捨ててまで貫く
尊く気高い愛のはずなのに、細かい一つ一つのシーンに
お茶の間感溢れてて、雄大なロケーションや映像美との
ギャップをすごく、感じてしまったんだよねー。
全体に、一度見ただけでははっきりと理解しにくかった「HERO」
の方が、淡々と、でも工夫されたプロットでのストーリー展開と
テーマ、展開ごとに色分けされた演出、映像美が
全て同じ高いレベルで合致していて、
映画としての統一感があったと思う。
その点で「LOVERS」は、わかりやすい反面、
「醒める」要素が結構あって残念だった。
最後、アンディと金城の死闘シーンも、ツィイーに
「まだ生きとったんかいっ」と突っ込み入れそうになったし(笑)
そもそもストーリーの要のどんでん返し自体、
先がミエミエで中途半端に感じました。
うん、それでもね、冒頭の牡丹坊でのツィイーの舞踊シーン。
あれを見るだけで確かに1,000円以上払う価値はあった。
あのトーンが、あの色彩美が、あのテンションが、
ずっと続いていたら文句なく素晴らしい作品だっただろうになぁ。
それと竹林での戦闘シーン、香港の時代アクションでは
おなじみの竹林シーンだけど、あれも出色だった。
結局、宣伝に使われてるとこだけ素晴らしかった、と・・・
そこまで言うと言い過ぎかな(笑)
エンドロールに、「アニタ・ムイに捧ぐ」と出て・・・。
それにグッと来てしまいました。
ムイ姉さんが出演しての「LOVERS」であって欲しかったです。
何の役を予定されていたのかわからないけれど、ムイ姉さんの役で
もしかするとアンディ・ラウの役柄も、もう少し
深みが増すはずだったのかも・・・と思ってしまいました。
以上!
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