またしても
なぜか中高年の男性が
若い女に走る映画だと
勝手に思ってました。

全然、違いました(笑)

ポンヌフの橋の上で生活する少年と
偶然、行くあてなく橋にたどり着いた、
過去の恋愛で心に傷を抱える目に病いを持つ女。
この2人の愛の物語。

浮浪者のような生活の中で織りなされる
数々の子どもみたいに無茶な振る舞いが
観ている自分の心まで解き放してくれる気がしました。

炎で曲芸をする少年の横顔や
夜の美術館に忍び込んでろうそくの灯で観る絵画、
パリ200年祭の花火・・・
そういった「灯り」と対極にあるような2人の愛の行方。
フランス映画らしい mood を心ゆくまで堪能しました。

まさかハッピーエンドだとは思わなかったけど、
あれは・・・アメリカ映画的ハッピーエンドでは絶対になくて
近い将来の破滅が透けて見えるような危ういハッピーエンドだと、
ちゃめは感じました。それがまた余韻になって・・・。
ロマンティックな気持ちになりました。

はぁーーー・・・。
やっぱり映画よね、それにしても。
現実では有り得ないことで魅せてくれる。
でもCGを駆使したアクション超大作も
有り得ないことを「見せて」はくれるけど
なかなか「魅せて」はくれないなぁ、私には。

ちゃめはやっぱり、恋愛映画が好きですね。

DVD アミューズソフトエンタテインメント 1999/10/22 ¥5,040

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