「ノルウェイの森」予告編。
2010年7月17日 日常 コメント (2)うーわー。。。
とうとう来ましたか。
映画「ノルウェイの森」の音楽に
ビートルズの楽曲が使われることになったとのニュースで
初めて予告編を見ました。
私にとってとても思い入れの強い小説だし、
自分の頭にあるイメージを壊されたくない気持ちから、
映像を見るのにものすごく抵抗感があったのだけど、
たぶん情報番組か何かの中で、"映画「ノルウェイの森」の・・・"と
声が聞こえた時点でTVの前に、そしたらバックに予告編!
見る見ないの問題以前に目に入ってました^^;;
一面、きれいな緑で・・・。
「本格的な歩き方をする」直子との「散歩」のシーンだったのかも。
菊池凛子さんは、体のライン的に、結構ちゃめのイメージする直子で、
松山ケンイチさんは、ものすごくちゃめのイメージ通りのワタナベ君だった。
そのことが、すごくすごく、うれしかったな。
ホッとする、かと思ったのだけど、それより先にうれしくて、
それが、うれしかった。
12月公開とのことで、じゃあ観に行くのか、といわれると、
この期に及んでそれはまだ、ちょっとわからないのだけど。。。
先日、季刊誌「考える人」の村上春樹氏ロングインタビューを読みました。
いろいろに、とても興味深かったです。
以前からよくおっしゃっていたように思うのだけど、
「ノルウェイの森」は、自分の本来(書きたいような)の作品ではない、
という主旨の発言を読んで、
だから私は村上作品の中でこれだけが突出して好きなんだろうな、と、
つまり、だから村上作品全てが好きなわけではないんだな、と
あらためて思ったんですよね。
「ノルウェイの森」は、唯一の、最初から最後までリアルな物語。
「海辺のカフカ」も「1Q84」も「スプートニクの恋人」も好きだけど、
こんなに何度も読み返さない。
まして「ダンス・ダンス・ダンス」とか「羊をめぐる冒険」とかには
全く興味がない。
「国境の南、太陽の西」はノルウェイの次に好きな作品で、
(と言っても1位と2位の間がものすごく離れてしまうけど)
これからも読むと思うけれど、
これは少しだけ「ノルウェイの森」に感じが似ていて、
ひょっとして「ノルウェイの森」があまりに売れたから
「ノルウェイの森」に似たのを書いて下さいって言われて
仕方なく書いたのかもと思ってしまうくらい・・・って怒られそうですが^^;;;
自分が一番好きな作品が、それを生み出した作者にとっては
「通りすがりの(でも通りすがらなければならなかった、らしい)」作品だ、
ということには、多少ショックのようなものを感じなくもないですが^^;;
ますます勝手に偏愛するちゃめなのであります。
ま、たぶん、映画も観に行ってしまうんでしょう・・・。
ちゃめの中のイメージの崩れ具合は
緑にかかってきたかもしれないな(笑)
がんばれよ、緑!・・・知らないけど^^;;;
(「ノルウェイの森」映画化。)
http://17521.diarynote.jp/200808062110020000/
とうとう来ましたか。
映画「ノルウェイの森」の音楽に
ビートルズの楽曲が使われることになったとのニュースで
初めて予告編を見ました。
私にとってとても思い入れの強い小説だし、
自分の頭にあるイメージを壊されたくない気持ちから、
映像を見るのにものすごく抵抗感があったのだけど、
たぶん情報番組か何かの中で、"映画「ノルウェイの森」の・・・"と
声が聞こえた時点でTVの前に、そしたらバックに予告編!
見る見ないの問題以前に目に入ってました^^;;
一面、きれいな緑で・・・。
「本格的な歩き方をする」直子との「散歩」のシーンだったのかも。
菊池凛子さんは、体のライン的に、結構ちゃめのイメージする直子で、
松山ケンイチさんは、ものすごくちゃめのイメージ通りのワタナベ君だった。
そのことが、すごくすごく、うれしかったな。
ホッとする、かと思ったのだけど、それより先にうれしくて、
それが、うれしかった。
12月公開とのことで、じゃあ観に行くのか、といわれると、
この期に及んでそれはまだ、ちょっとわからないのだけど。。。
先日、季刊誌「考える人」の村上春樹氏ロングインタビューを読みました。
いろいろに、とても興味深かったです。
以前からよくおっしゃっていたように思うのだけど、
「ノルウェイの森」は、自分の本来(書きたいような)の作品ではない、
という主旨の発言を読んで、
だから私は村上作品の中でこれだけが突出して好きなんだろうな、と、
つまり、だから村上作品全てが好きなわけではないんだな、と
あらためて思ったんですよね。
「ノルウェイの森」は、唯一の、最初から最後までリアルな物語。
「海辺のカフカ」も「1Q84」も「スプートニクの恋人」も好きだけど、
こんなに何度も読み返さない。
まして「ダンス・ダンス・ダンス」とか「羊をめぐる冒険」とかには
全く興味がない。
「国境の南、太陽の西」はノルウェイの次に好きな作品で、
(と言っても1位と2位の間がものすごく離れてしまうけど)
これからも読むと思うけれど、
これは少しだけ「ノルウェイの森」に感じが似ていて、
ひょっとして「ノルウェイの森」があまりに売れたから
「ノルウェイの森」に似たのを書いて下さいって言われて
仕方なく書いたのかもと思ってしまうくらい・・・って怒られそうですが^^;;;
自分が一番好きな作品が、それを生み出した作者にとっては
「通りすがりの(でも通りすがらなければならなかった、らしい)」作品だ、
ということには、多少ショックのようなものを感じなくもないですが^^;;
ますます勝手に偏愛するちゃめなのであります。
ま、たぶん、映画も観に行ってしまうんでしょう・・・。
ちゃめの中のイメージの崩れ具合は
緑にかかってきたかもしれないな(笑)
がんばれよ、緑!・・・知らないけど^^;;;
(「ノルウェイの森」映画化。)
http://17521.diarynote.jp/200808062110020000/
コメント
本当にそうですよね。
読んだ時の年齢や、自分の置かれている状況によって
どの登場人物に共感するかとか、台詞の感じ方とか、変わりますよね。
私の場合、ワタナベ君の物の考え方や感じ方に共感できる部分が多く、
直子に似た状況の友人もいたために、最初から物語が余計リアルでした。
読み始めて数回は緑の存在を邪魔だと感じていたけれど、
次第に、緑がいることの「安堵感」や「ありがたさ」を
「感じなくちゃいけないんだなぁ・・・」と思うようになりました^^;;
この小説を読むと、「自分」のことをとても考えてしまいます。
>>周りの人がどんどん自殺していくワタナベ君の精神状態
そうなんですよね・・・。
でも・・・うん、不思議と、そういうふうに考えたことがなかったです。
どうしてだろう・・・。