昨日の夜、旦那くんが泣いた。
花粉症の鼻水と、不安症の涙でグショグショになりながら。
キッチンの床に突っ伏して、嗚咽を繰り返しながら。

放射能の影響がどこまで拡がるのか、日本がこれからどうなるのか、
怖くて、不安で、仕方ないと。
怖くて不安で仕方ないのは自分だけじゃないとわかっていながら、
実際に被害に遭われた方々はもちろん、そうではなくても
他の人が外に見せずに我慢していることを
自分だけ我慢できずに不安で堪らなくて、不安症の症状が酷くなることが
情けなくてどうしようもなくてつらい、と・・・。
そんな自分が嫌だ、と・・・。

1年ぶりか2年ぶりか・・・久しぶりだったな、ここまでになるのは。
気にしてないこともなかった、特に原発の事故が報道されてからは。
普段から、そういう「見えない脅威への恐怖」みたいなものは
症状の中にあるし(何度も手を洗うとか代表的)、
大丈夫かな、なんとか気持ちの中で
折り合いをつけられているのかなと思いながら、
なるべく新聞に大書きされた見出しとか目に付きにくくしたり、
最近は、TVでニュースをつけないようにしたりしてたんだ。

やっぱり、いっぱい我慢してたんだね。

そうだね、本当に不安だよね。
すっごくわかるよ。
皆も本当によく我慢して、平気そうに元気に
仕事したり町を歩いてるよね。
実際に被害に遭われた方々のことを思うと
言葉もないよね。
皆すごいよね。偉いよね。
でもね。
そうやって、不安な気持ちを言葉に出して、吐き出して、
それこそが本当は大切なことかもしれないよ。
大丈夫。
たくさん泣こう。
思う存分不安だ!って叫ぼう。
だって皆、心の中では不安だし。
男だから我慢しなくちゃ、大人なんだから我慢しなくちゃ、
私に心配かけないようにしなくちゃ、
私が幸せに生活できるように守ってあげなくちゃ。
そう思って我慢してくれて、いっぱいになって、溢れちゃったんだね。


悲しいこと、つらいこと、人生にはたくさんあるはず。
今までだってそうどこかで覚悟はして生きてきてたつもり。
でも今回の東日本大震災は、
そんなヤワな覚悟の上を行ってしまうんじゃないか。
いや、もう既に行ってしまってるんじゃないか。

つらいと涙を流そう。
しんどいと声に出そう。
分かち合おう。
そして、少しでも気持ちに明かりが灯るのを待とう。
明けない夜はない。
終わらないつらさはない。
そう信じて。


午前3時頃、落ち着いてきて眠りについた彼は、
元気に無事に今朝、お仕事へと出かけて行きました。
お薬も飲まずに気持ち復活させられたやん~~良かった*^^*

彼の不安症的否定的見解を、
同意しつつも片っ端から肯定的見解に言い換えながら
まるで幼い子をあやすように彼の両手を握っていた昨晩。
放射能が怖いのは、あなたも福山雅治も一緒やでって言ったのを
泣きながらちょい笑ったとこらへんから、ちょっと復活したような気がする(笑)

コメント

みかん
みかん
2011年3月27日7:54

「放射能が怖いのは、あなたも福山雅治も一緒やで」

名言ですね。
旦那様は、ちゃめさんと出会えて、良かった。
前から思っていたのですが、ちゃめさんは「心の風邪」の対応に対して、テクニシャンですよね。たくさん自分でも勉強したのでは?

ちゃめ
2011年3月28日9:46

みかんさん、ありがとうございます!!
本を読んだりネットで調べたり・・・その程度ですけれどね。
やっぱり実習がモノを言ってるのかも^^;;;

そうか~やっぱ名言だよな~~(笑)

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