「きみはペット」あるいは「劣位」。
2011年9月5日 日常「劣位」かぁ。
なんだか懐かしいな・・・そういう感覚、わかるわ。
「きみはペット」を見返していました。
再放送でハマッて、最終回を見終わって少し経ちます。
展開的にはラスト、モモがドイツ行きよりスミレちゃんを選んだことに
安心&納得&そこはやっぱそうじゃなくちゃね♪♪と思ったし、
まぁお約束というか、思った通りではあったのだけど。
それでもまだスミレちゃんにとっては、モモは「ペット」な側面が
結構な割合で残っていそうな所に、ちょい物足りなさも感じたり・・・
でもそこがまた、このドラマの、あり得ない設定な割に
リアルな所でもあると納得したり^^;;
ともあれ、なかなかに考えさせられるドラマでした。
冒頭の「劣位」。
例えば友だちと、今まで付き合った中で一番好きだった人って、
ほんとは誰だった?なんて話になったら、
私の中でまず頭に浮かぶのは、初めて就職した頃に付き合った彼で。
学生時代のバイト先で一緒だった人。
私はずっと彼が好きだった。
卒業して、就職して遠距離になったのに、そこから付き合うことになった。
すごくうれしかった、と思う。だってずっと好きだった人だから。
だけど・・・。
気張ってたなー、あの頃の私。
一緒にいることそのものより、一緒にいる私が彼にどう見られているか、
どういう受け答えをすればもっと好きになってもらえるだろう、
どう振舞えば、より気に入ってもらえるだろう、
そんなことばっかりに気を取られて、すごく疲れていた。
結婚したらこんな家庭を作りたい、
将来的にもし異動になったら、ここなら行ってもいいと思ってる、
そんな話をするようになった頃、その違和感はずいぶん大きくなってた。
当時を振り返るといつも思う。
本当に彼のこと、好きだった。
でも、彼と結婚しなくて本当に良かった、と。
「好き」という言葉は一つでも、そこに含まれる気持ちにはいろいろある。
この時私が彼に対して感じていた「好き」は、
顔や雰囲気がものすっごく好みで、はにかんだ笑顔がたまらなく好きで、
優しくて向上心があって、こんな人に好かれたい、恋愛関係になりたい、
って意味がほとんどだったんだと思う。
だから、「素の自分」を見せればがっかりされるんじゃないかと
自分のダメなとこや情けない部分は全く見せられなかったし、
結局、きっかけを見つけて別れようってことにした。
「もう少し」って彼は言ってくれたけれど、
お互い、無理かもって感じてたと思うし、
何より、彼から言い出されたくなかった。
そんなふうに思ってる時点で「ホンモノ」じゃないよね。
今がじゃあホンモノか、と言われると
まぁそれは後々の判断に委ねることになるわけだけれど(笑)
ともあれ、「劣位」を感じてたわけです、その彼には。
「自分から好きになった人とは結婚しない方がいい」
結婚する前、私がずっと感じていたことです。
まさに、相手と自分の間に「優劣」をつけていたわけですよね。
別に言葉通りの意味じゃなく、
一緒にいて居心地の良い、良くないってあるじゃないですか。
自分から好きになる → 相手に同じくらい好きになってほしい →
いいところを見せなきゃ → 疲れる とこういうわけです。
相手が自分を好きになってくれるかどうかは、わからないし自信がない。
だけど、自分を好きでいてくれる相手なら、
その人を好きになるかどうかは自分が決められる=自分らしくいられる。
ひいては、自分らしくいられるから好いてもらえる。
優位性というのは、たぶんそういうことなんじゃないかな。
そうして、付き合っていくうちに、
お互いが同じように自分らしくいられるようになるのが、
私にとっては一番いい形なんだと思う。
誰かを好きになるその瞬間は、きっと優劣なんて考えない。
だけど恋愛関係の中では、人は、意識的か無意識的かはわからないけど
多かれ少なかれ、「優劣」が頭にあるんじゃないかと思う。
だけど。
しおりん(福島さん)を、単純に嫌いだと思えないのは、
酒井若菜ちゃんだしきっとヤな女なだけの役じゃないだろうなって
ちょっとした期待を持ってたからだけじゃなく、
「自分」をまるごと抱えて好きな相手にぶつかっていけるすごさに
憧れる気持ちがどこかにあるからだろうなぁ~・・・。
「きみはペット」。
久しぶりに、恋がしたくなるドラマでした^^
なんだか懐かしいな・・・そういう感覚、わかるわ。
「きみはペット」を見返していました。
再放送でハマッて、最終回を見終わって少し経ちます。
展開的にはラスト、モモがドイツ行きよりスミレちゃんを選んだことに
安心&納得&そこはやっぱそうじゃなくちゃね♪♪と思ったし、
まぁお約束というか、思った通りではあったのだけど。
それでもまだスミレちゃんにとっては、モモは「ペット」な側面が
結構な割合で残っていそうな所に、ちょい物足りなさも感じたり・・・
でもそこがまた、このドラマの、あり得ない設定な割に
リアルな所でもあると納得したり^^;;
ともあれ、なかなかに考えさせられるドラマでした。
冒頭の「劣位」。
例えば友だちと、今まで付き合った中で一番好きだった人って、
ほんとは誰だった?なんて話になったら、
私の中でまず頭に浮かぶのは、初めて就職した頃に付き合った彼で。
学生時代のバイト先で一緒だった人。
私はずっと彼が好きだった。
卒業して、就職して遠距離になったのに、そこから付き合うことになった。
すごくうれしかった、と思う。だってずっと好きだった人だから。
だけど・・・。
気張ってたなー、あの頃の私。
一緒にいることそのものより、一緒にいる私が彼にどう見られているか、
どういう受け答えをすればもっと好きになってもらえるだろう、
どう振舞えば、より気に入ってもらえるだろう、
そんなことばっかりに気を取られて、すごく疲れていた。
結婚したらこんな家庭を作りたい、
将来的にもし異動になったら、ここなら行ってもいいと思ってる、
そんな話をするようになった頃、その違和感はずいぶん大きくなってた。
当時を振り返るといつも思う。
本当に彼のこと、好きだった。
でも、彼と結婚しなくて本当に良かった、と。
「好き」という言葉は一つでも、そこに含まれる気持ちにはいろいろある。
この時私が彼に対して感じていた「好き」は、
顔や雰囲気がものすっごく好みで、はにかんだ笑顔がたまらなく好きで、
優しくて向上心があって、こんな人に好かれたい、恋愛関係になりたい、
って意味がほとんどだったんだと思う。
だから、「素の自分」を見せればがっかりされるんじゃないかと
自分のダメなとこや情けない部分は全く見せられなかったし、
結局、きっかけを見つけて別れようってことにした。
「もう少し」って彼は言ってくれたけれど、
お互い、無理かもって感じてたと思うし、
何より、彼から言い出されたくなかった。
そんなふうに思ってる時点で「ホンモノ」じゃないよね。
今がじゃあホンモノか、と言われると
まぁそれは後々の判断に委ねることになるわけだけれど(笑)
ともあれ、「劣位」を感じてたわけです、その彼には。
「自分から好きになった人とは結婚しない方がいい」
結婚する前、私がずっと感じていたことです。
まさに、相手と自分の間に「優劣」をつけていたわけですよね。
別に言葉通りの意味じゃなく、
一緒にいて居心地の良い、良くないってあるじゃないですか。
自分から好きになる → 相手に同じくらい好きになってほしい →
いいところを見せなきゃ → 疲れる とこういうわけです。
相手が自分を好きになってくれるかどうかは、わからないし自信がない。
だけど、自分を好きでいてくれる相手なら、
その人を好きになるかどうかは自分が決められる=自分らしくいられる。
ひいては、自分らしくいられるから好いてもらえる。
優位性というのは、たぶんそういうことなんじゃないかな。
そうして、付き合っていくうちに、
お互いが同じように自分らしくいられるようになるのが、
私にとっては一番いい形なんだと思う。
誰かを好きになるその瞬間は、きっと優劣なんて考えない。
だけど恋愛関係の中では、人は、意識的か無意識的かはわからないけど
多かれ少なかれ、「優劣」が頭にあるんじゃないかと思う。
だけど。
しおりん(福島さん)を、単純に嫌いだと思えないのは、
酒井若菜ちゃんだしきっとヤな女なだけの役じゃないだろうなって
ちょっとした期待を持ってたからだけじゃなく、
「自分」をまるごと抱えて好きな相手にぶつかっていけるすごさに
憧れる気持ちがどこかにあるからだろうなぁ~・・・。
「きみはペット」。
久しぶりに、恋がしたくなるドラマでした^^
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