特定秘密保護法がこのまま施行される前に。

特定秘密保護法が成立してしまった。

あの異様な経緯を報道で見ながら、
戦前、どうしてあんな悲惨な戦争が始まるのを
当時の人たちは阻止できなかったんだろうという
昔からちゃめの中にあった疑問の答えが見えてくる気がしました。

日々の日常に取り紛れて時間が合わずにデモや集会にも参加できなかった。
個人的には選挙で力を託した覚えのない政治家たちが、
無責任にも思えるやり方で、法案を強引に通していくのを
ただ見ているしかなかった。

そんな自分は、この先、何ができるんだろう、何かできるんだろうかと
焦りのようなものすら感じてしまう日々でした。

でもそうした中でも、
各地で行われていたデモの報道、その中に若い人たちが
目立って大勢参加されていたことにとても勇気をもらいました。

ただ、このデモ報道も、法案成立間際になってようやく
多くの局で報道されるようになったとちゃめは感じていて、
マスコミでもいろいろな形で圧力がかかっていたのかも、と思いましたが。
NHKのトップ体制が安倍首相寄りの人事になったという話もあるし、
そうでなくても来年はソチ五輪やワールドカップもあって
国民の関心が逸れる機会が多そうだし、
NHK含め、マスコミの報道姿勢も気になるところです。


原発問題にしても、今回の特定秘密保護法にしても、
日常の忙しさに取り紛れて、違和感を持って何か行動したいと思っても
なかなか実際には動けないという人はきっとちゃめだけじゃないと思う。
「ただ寝ている」わけではないそうした多くの人たちが、
普段の生活の中で、継続的に、意志を示せるような方法が
何かあればいいのにと、とてもとても、思います。

こういうふうに感じている人、絶対、ちゃめだけじゃないと思うんだけどな…