「博士の愛した数式」
2015年8月27日 日常5月にテレビ放映されていたのを録画、今日になってやっと観ました。
事故で記憶障害になり、きっちり80分しか記憶が持たない数学の博士と、
その博士の家で家政婦として働くことになった女性とその一人息子との
心の交流を描いた作品です。
もう何年前になるのかな、
映画が封切られた時から、その前評判から、
いえいえ、この原作である本が出版された時から、
本当に話題作、感動作として広く知られた物語でした。
存在を知りながら、本を買って読むほどの、映画を観に行くほどの
興味を持っていなかったちゃめ。
今回、録画してから3か月以上も、
何となく「今日観よう!」とはならなかったちゃめですが、
ようやく、ようやっと、観るに至ったわけです。
心に響く、素晴らしい作品でした。
静かな涙がずーーっと流れて、自分の感情に素直になれるような・・・
とても心地の良い作品でした。
たぶん公開時に観ていたら、ここまで響かなかった気がします。
この年月の間に、この作品に素直に感動できる自分に、
少しずつ変わってきたのかも知れません。
人と自分を比べない。
自分が幸せだと思えるなら、人と比べてどうかなんて気にしない。
頭では分かっているし、そうしているつもりでも、
そうばかりはいられない時だってある。
そんなに自分は強くも立派でも賢くもない。
私はどうして、子どもを欲しいと思わないんだろう
親がこのまま、認知症がずっとずっと酷くなったらどうすればいいんだろう
旦那くんの強迫障害が、これから親も含めた生活で悪化したら
もし私が倒れたら、一体どうなってしまうんだろう
考えても仕方のないことも、浮かんでは消え、考えては消し、
日常のささやかな楽しみを重ね塗りしながら頭と心に抱え込んでる。
博士と家政婦さんと息子ちゃんとの、何でもない日常の、
けれどあったかくって笑顔に彩られた暮らしを観ていると、
あぁそうか、今の私だからこんな涙が流れるんだ、
今の私にだから、一つ一つの言葉が胸に響くんだと、
これからの、幸せなだけじゃいられないだろう人生でも、
自分の気持ちひとつで、うれしくかけがえのないものに
変えて行くことだってできるんだと、
心の波が穏やかになっていく気持ちになれました。
もしもご覧になったことのない方には、
是非と、お勧めしたい作品です。
あなたが、心から観よう、観てみたいと思われたその時に、是非。
何事にも、ふさわしい「時」というのが、きっとあるのですね。
そして、
一人一人にとっての「その時」に巡り合うために、
世界は平和でなくちゃ、ならない・・・のです。
事故で記憶障害になり、きっちり80分しか記憶が持たない数学の博士と、
その博士の家で家政婦として働くことになった女性とその一人息子との
心の交流を描いた作品です。
もう何年前になるのかな、
映画が封切られた時から、その前評判から、
いえいえ、この原作である本が出版された時から、
本当に話題作、感動作として広く知られた物語でした。
存在を知りながら、本を買って読むほどの、映画を観に行くほどの
興味を持っていなかったちゃめ。
今回、録画してから3か月以上も、
何となく「今日観よう!」とはならなかったちゃめですが、
ようやく、ようやっと、観るに至ったわけです。
心に響く、素晴らしい作品でした。
静かな涙がずーーっと流れて、自分の感情に素直になれるような・・・
とても心地の良い作品でした。
たぶん公開時に観ていたら、ここまで響かなかった気がします。
この年月の間に、この作品に素直に感動できる自分に、
少しずつ変わってきたのかも知れません。
人と自分を比べない。
自分が幸せだと思えるなら、人と比べてどうかなんて気にしない。
頭では分かっているし、そうしているつもりでも、
そうばかりはいられない時だってある。
そんなに自分は強くも立派でも賢くもない。
私はどうして、子どもを欲しいと思わないんだろう
親がこのまま、認知症がずっとずっと酷くなったらどうすればいいんだろう
旦那くんの強迫障害が、これから親も含めた生活で悪化したら
もし私が倒れたら、一体どうなってしまうんだろう
考えても仕方のないことも、浮かんでは消え、考えては消し、
日常のささやかな楽しみを重ね塗りしながら頭と心に抱え込んでる。
博士と家政婦さんと息子ちゃんとの、何でもない日常の、
けれどあったかくって笑顔に彩られた暮らしを観ていると、
あぁそうか、今の私だからこんな涙が流れるんだ、
今の私にだから、一つ一つの言葉が胸に響くんだと、
これからの、幸せなだけじゃいられないだろう人生でも、
自分の気持ちひとつで、うれしくかけがえのないものに
変えて行くことだってできるんだと、
心の波が穏やかになっていく気持ちになれました。
もしもご覧になったことのない方には、
是非と、お勧めしたい作品です。
あなたが、心から観よう、観てみたいと思われたその時に、是非。
何事にも、ふさわしい「時」というのが、きっとあるのですね。
そして、
一人一人にとっての「その時」に巡り合うために、
世界は平和でなくちゃ、ならない・・・のです。
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