親亡き後(仮)

2016年8月2日 日常
先日実家へ帰った時。

ちょうど地域の民生委員さんが
「何かお困りごとなどございませんか?」と見回りに来て下さった。
時々来て下さっているのか、両親から聞いたことがなかったのと
私は初めて遭遇したのとで、へえ!すごい!そうなんだ!と
感謝と感心と安堵と…いろいろ入り混じった感想を抱きました。

まずは、何を置いても感謝の気持ち・・・。
この暑い中、対象のお宅を一軒一軒回って下さっているのでしょう、
それだけで、ひれ伏したいぐらいの有難い気持ちです。
こう言っては何だけど、民生委員さんたちだって、
そうお若くはなさそうだし、見回りだけでなく
様々に大変なお仕事を抱えていらっしゃるんだろうと思う。
制度的にもたくさんご苦労がおありなのだろうし、
志がなければ、とても続けていられない活動に違いない。
せめて利用者(に近いうちなるであろう私たち)は、
つどつど、感謝の気持ちを伝えなければ・・・
そんなことを思いながら、
そう言えば最近、両親亡き後のことも、ちらちら考えるなぁ、なんて。


父が入院することになり、手続きや準備の手伝いに実家に帰ると、
そうか、こうして今私は親を手伝っているけれど、
私たち夫婦が年老いた時には、娘や息子に手伝ってもらうという
選択肢はないわけで、何がしかの「サービス」を利用するのか、
お互い手伝えるような友人関係を近くに作っておくのか・・・
などという、日常的な現実問題にふと、思いが至ったり。

あるいはそもそも、親を亡くすというのは、どんな気持ちなんだろう。
母を亡くす、父を亡くす、たぶん感じ方は違う気がするな・・・とか。
両親ともいなくなった世界って、一体どんな世界に感じるんだろうとか…。

お義父さんが亡くなってから、旦那くんとそういう話、
したことがあるけれど、やっぱりやっぱり、自分の身の上に起こらないと
分からない気持ちというのがあるんだろうな。。。


酒井順子さんの「泡沫日記」という文庫の紹介に
「中年期は“初体験ラッシュの第2ステージ”」という言葉があって、
そう!!ほんとそうだよ~~!!!と即買いした私(笑)

悲しかったり辛かったりする初体験の多くは避けて通れないもの。
けれどその経験は、いつかきっと人に深みを与えてくれる。
そして、楽しい初体験は、たぶん自分の手で作り出さないと
もはや得られないものかもしれないから^0^;;;自分が心から楽しいと
思える初体験を、たくさん見つけていけたらいいなぁ、
なんて、つらつら思う2016年8月なのです。


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