とうとう観ました。
観ても大丈夫、って予感が、年末にありました。

何度観ても涙ボロボロです。
ちゃめの2003年は、
レイキウとシウクワンの想いが、2人の強い「縁」
ともいうべき絆によって、再び実る予感とともに
幕を閉じました。
なので今年お初は、「ラブソング」考です。

どうして今まで気づかなかったんだろう。
ラブソングは、前半、恋愛映画ではない。
まさしく「Almost Love Story」なんですよね。

初めて交わしたキスは、レイキウの方から
唇を触れ合わせていた。
改めて観たら、なんとも言えず切ない気持ちに
なってしまいました。

初めてベッドを共にした翌日に顔を合わせた時の
シウクワンのあの、戸惑いを隠せない
情けない表情。
あれは、好きな相手に見せる反応じゃない。
そしてその表情から彼の心を見抜いた
レイキウの、同じように戸惑いながらも
おそらくはそんな顔をされたことへのショックと
そのショックを隠すための強がった態度。
前半の山場、交差点での2人の最初の別れへの
布石となるシーンだと思います。

想う相手がいても別の相手への思いやりや愛情を、
ある意味、普通に示せるレイキウという女性と
想う相手への自分の気持ちに気づくと
別の相手への愛情を表せなくなってしまう
シウクワンという純朴な男性。
多かれ少なかれ、現実でも、
男と女にはこうした差があるのかもしれない。

故郷に残した恋人への贈り物を選ぶ時
同じ物を選んで1つをレイキウに贈った
あまりにも恋愛ベタなシウクワン。
それをなじるレイキウの、表情、台詞の間。
香港の雑踏、車のクラクション。

ウイリアム・ホールデンの想い出を
一途に、宝石のように大切にし続けた伯母。
どこにだって女はいると、精一杯の虚勢で
レイキウへの想いをほとばしらせたパウ。
レイキウが、街角でのつまらない喧嘩から
命を落としたパウの遺体と対面するシーン。

数々の心に焼きつく名シーンと
各シーンを繰り返し彩る印象的なメロディー、
伏線となっているテレサ・テンの曲の数々。

そして、「実は・・・」の種明かしのラスト。

「同志」から「恋人」へ、
10年の時の流れを経ても
ついえなかった2人の縁。

映画のように恋人にはならなくても
同じように長年ついえない「縁」、
現実の世界にも存在することができるだろうか。

そんなことを考えながら、
ちゃめの2004年は始まりました。

皆さま、今年もどうぞよろしく♪

*まぐれさん、ツナさんへ

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